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2014/03/03

新着情報

雪止めと太陽光発電

宮崎県をはじめ、全国的に降った大雪。
東京などでは45年ぶり記録的な大雪となったそうです。
他地域の太陽光発電業者さんから聞いた話ですが、ちょうど1年程前に太陽光発電システムを設置された方から、雨樋が壊れてしまったと連絡があったそうです。
太陽光パネルの上に積もった雪が落ちる時に雨樋を壊してしまったのが原因です。
屋根には「雪止め」という屋根に積もった雪を屋根上にとどまらせるための引っかけみたいなものがついています。
太陽光パネルを設置する時に普段降雪のない地域ですと雪止めの上から設置してしまうのが通例です。
今回もその雪止をなくしてしまった事が原因と考えられます。
雪止めの効果を出そうと思うと、雪止めのから太陽光パネルの距離を約50cm離さないといけないと言われています。
そして雪止はだいたい軒先から50cm離れたところについています。
つまり雪止めを残して太陽光パネルを設置しようとすると、軒先から1m離して設置しなければならなくなります。
これはなかなか受け入れがたい条件です。
仮に東芝で横に5枚縦に4段設置できる屋根ですと本来なら5.0kWですが、雪止め効果を残そうとすると1段は設置できなくなりますので(下手すると2段ですが)3.75kWまで
下がってしまいます。
太陽光パネルは最大設置したいが、雪はとにかく心配という方は軒先に設置する別売りの落雪防止装置を付ける方もいます。
こちらはまた別の方ですが、屋根から雪が落ちると間違いなく隣のマンションの駐車場に停まっている3台に落ちるという方がいて、その方には落雪防止装置の設置をお勧め
してつけてもらったそうです。
大雪の際に確認したところ問題は起きていなかったようです。
駆け込みラストスパートの時期ですのでゆっくり色々な事を考える時間も少なくなってきていますが、こんな事も少し頭の片隅に置いて頂けると幸いです。


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